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2019.05.31 Friday

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世の中に、多くいる(とされている)ハルキストの方々には悪いのだが、僕は村上春樹が嫌いだ。村上春樹の話になると、皆「『海辺のカフカ』は読んだ?」と聞いてくる。僕はやれやれと思いながら「まあね、もちろん全部は読んでいないけど。大抵の人と同じように」と答える。「あなたは村上春樹を理解できた?」と聞かれることもあるが、「まず無理じゃないかな、それは」と僕は言う。「じっくり読めば、理解できるかもしれないし、理解できないかもしれない。でもそんなことは正直どうだっていいんだ。」そういつも結論になる(結論とは言えないかもしれないが)。

これまでの人生において僕なりに――じゅうぶんにとは言えないまでも――そこそこの量の本を読んできた。自慢するわけではないが(誰がそんなことを自慢できるだろう?)、僕はそれほど頭の良い人間ではない。速読もできないし、熟読も苦手だ。積読ばかりの本棚を前にいつも気分は重い。それでもひとつひとつ、ゆっくりと理解しながら本を読んでやっと「腑に落ちる」タイプなのだ。だからこそ読む本は厳選したいし、好き嫌いは分かれてしまう。

数日前に買ってきたマンデリンの豆を丁寧に挽き、時間をかけてゆっくりとコーヒーを淹れる。苦味が喉を通り抜けるとき、喉が味に(あるいは香りに)反応するのを感じる。僕は仕事が一段落した接骨院で、ひとり、文庫本を読んでいる。もはや、それがすべてなのだ。それがいったいどういう意味であったとしても。

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といった感じで読んでいる文庫本が、村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫、2010年)です。あ、上の文章はネタです(今更ですが)。小説は苦手ですが、エッセイは好きです。フルマラソン走るにあたって、本棚から引っ張り出して再読始めました。さらりと読めて面白いです。

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